推薦・選考

人材紹介の推薦書の書き方|求人の要件と候補者の事実を対応させる

推薦書は、採用企業が書類選考で最初に読む資料です。経歴を並べるだけの推薦書は、企業側が職務経歴書を読み直さないと判断できず、選考が遅れたり、見送られたりします。この記事では、求人の要件と候補者の事実を対応させる推薦書の書き方を整理します。

この記事の要点

  • 推薦書には、求人の要件ごとの根拠・推薦する理由・条件・職歴とスキルの4つを、根拠を一番上にして書きます。
  • 根拠は「要件・候補者の事実・確かめた場所」を1行にし、評価だけの文は書きません。
  • 本人が同意していない情報や、本籍・家族・思想信条など適性と関係の無い事柄は書きません。

推薦書には、何を書けばいいですか?

求人の要件ごとの根拠、推薦する理由、条件、職歴とスキルの4つです。いちばん上に、要件と根拠の対応を置きます。

項目書くこと
要件ごとの根拠求人票の必須・歓迎の要件ごとに、当てはまる候補者の事実
推薦する理由担当者が面談で確かめたこと、この求人に合うと考える理由(3〜5行)
条件希望年収・現年収、入社できる時期、勤務地や働き方の希望
職歴とスキル会社・期間・役割・成果。求人に関係の深いものから

採用企業は、推薦書のどこを見ていますか?

必須の要件を満たしているか、その根拠が確かか、条件が合うか、の順に見ています。

採用企業の担当者は、多くの推薦書を短い時間で読みます。必須の要件を満たしているかが最初の数行で分からないと、職務経歴書を読み直す手間がかかります。懸念がある点(必須の経験年数に少し足りないなど)も、先に書いて補足したほうが、面接で同じことを聞かれて落ちるより結果が良くなります。

根拠は、どう書けばいいですか?

要件・候補者の事実・その事実をどこで確かめたか、の3つを1行にします。

要件候補者の事実確かめた場所
法人営業の経験3年以上SaaSの法人営業4年(2021〜2025年)職務経歴書
チームのマネジメント経験5人のチームのリーダー1年半面談で確認
英語での商談海外の取引先との月次の打ち合わせを英語で担当面談で確認

「コミュニケーション力が高い」のような評価だけの文は、根拠になりません。何をしたかという事実と、それを確かめた場所を書くと、企業側が面接で何を聞けばよいかも分かります。

推薦書に書かないほうがよいことは何ですか?

事実でない誇張、本人が同意していない情報、応募者の適性と関係の無い個人の事情です。

  • 誇張: 面接で食い違うと、候補者だけでなく紹介会社への信頼も下がります。
  • 本人が同意していない情報: 現年収や転職の理由など、企業に伝える範囲は本人に確かめてから書きます(個人情報保護法・職業安定法の個人情報の取扱い)。
  • 適性と関係の無い事柄: 本籍・出生地、家族の職業、支持政党や宗教など。厚生労働省の「公正な採用選考の基本」で、把握しないよう求められている事柄です。
  • 今の勤め先の秘密: 取引先の名前や社外に出ていない数字は、ぼかして書きます。

推薦したあとは、何を追いかければいいですか?

選考の結果と、今の段階に止まっている日数です。止まっている日数が長い推薦は、企業に催促するか、候補者に状況を伝えます。

書類選考の結果が1週間を過ぎても来ないときは、催促の目安です。推薦から入社までの各段階で、どこで落ちることが多いかを見ると、推薦書の書き方を直すべきか、候補者の選び方を直すべきかが分かります。人材紹介のKPI

ChordOne Sourcingでの推薦書

ChordOne Sourcingでは、案件ごとに評価基準(基準 × 重み × 必須)を置くと、候補者がどの基準に当たったかが根拠として並び、そのまま推薦書に入ります。推薦書は根拠・推薦コメント・条件・職歴・スキルを1枚にまとめ、印刷かPDFで渡せます。AIが下書きを作るときも、事実は候補者データと公的データに限り、根拠の無い文は作りません。採用企業がChordOne ATSを使っていれば推薦書が企業の画面に届き、選考の動きが自動で戻ります。使っていなくても、自分の案件として推薦書を作れます。いまは期間限定で、すべての機能が無料です。候補者CRM

よくある質問

推薦書と職務経歴書は、何が違いますか?

職務経歴書は候補者が書いた経歴の全体、推薦書は紹介会社が「この求人に合う理由」を根拠つきでまとめたものです。推薦書では、求人に関係の深い事実から書きます。

推薦書は、どのくらいの長さがよいですか?

A4で1〜2枚が目安です。要件と根拠の対応、推薦する理由、条件を1枚目に収めると、企業の担当者が最初の1枚で判断できます。

参考資料

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