人材紹介・候補者CRMの用語集
紹介会社の現場で使う言葉を、一文で定義しています。営業資料で混ざりがちな「CRM」「ATS」「求人管理システム」の違いはこちらの記事で詳しく扱っています。
候補者CRM
人材紹介の担当者が、候補者一人ひとりとの接触の履歴(見た・送った・返った・推薦した)と次の一手を管理する仕組み。採用企業の応募者を管理するATSとは主語が違う。
ATS(採用管理システム)
Applicant Tracking System。採用企業が求人・応募者・選考・面接評価を管理する仕組み。紹介会社は「エージェント用の画面」から推薦し、選考状況を受け取る形で関わる。
求人管理システム
紹介会社が求人(案件)・求職者・契約・請求を管理する業務システム。候補者CRMと役割が重なる部分があるが、担当者の現場(媒体の画面)とは切れていることが多い。
スカウト
媒体(LinkedIn・ビズリーチなど)に登録している人に、紹介会社や採用企業から直接メッセージを送ること。送信数・返信率が活動の基本指標になる。
二重アプローチ(重複アプローチ)
同じ候補者に、同じ会社の別の担当者が短期間に重ねてスカウトを送ってしまうこと。候補者の心証を損ねる。送る前に直近の送信履歴を確認する仕組みで防ぐ。
掘り起こし
登録済みの候補者の中から、いま声をかけるべき人を条件(案件との一致度・最終接触からの日数・現職の会社の動き)で並べ直すこと。返信が無かった人が半年後に動くことは多い。
評価基準
案件ごとに「基準 × 重み × 必須」を決め、候補者がどこに当たったかを根拠つきで採点する仕組み。推薦の質を担当者の勘から切り離す。
推薦(推薦書)
候補者を採用企業の求人に紹介すること。推薦書には求人票の要件と候補者の事実の対応(根拠)が残っていることが望ましい。
推薦から入社までの流れ(歩留まり)
推薦→面接→内定→入社の段階ごとの割合。どの段階で落ちているかで打ち手が変わる。
滞留日数
候補者がいまの選考段階に入ってからの日数。SLA(例: 7日)を超えたら催促する、という運用に使う。
企業シグナル
候補者の現職の会社に起きている変化。従業員数の推移(日本年金機構・EDINET)、縮小系の適時開示(TDnet)、求人票の増減など。転職意向を推し量る公的データ。
推定年収帯
候補者の現年収を、求人票の相場・肩書の一致・会社の中央値・有価証券報告書の平均年収から推定した幅。提示条件のずれを早く見つけるために使う。
拡張(Chrome拡張)
ブラウザに追加して、媒体のプロフィール画面の横に情報を出し、見た・送った・返ったを自動で記録するプログラム。転記を無くす要。
話し言葉での検索
「決済まわりの設計経験があって英語で交渉できる人」のように、条件を自分の言葉で書いて候補者を探すこと。語の一致だけでなく意味の近さで探す。