実務

スカウトの二重送信を、チームと媒体をまたいで防ぐには|起きる理由と、決めておく2つのルール

LinkedInで同僚が先週送った人に、ビズリーチから自分も送ってしまう。候補者から「同じ会社の方から先日も連絡が来ました」と言われて気づく。スカウトをチームで送っていると、二重送信はどこかで起きます。この記事では、二重送信が起きる理由と、防ぐために決めておくことを整理します。

スカウトの二重送信とは何で、なぜ問題なのですか?

同じ候補者に、同じ会社の別の担当者が、短い期間に重ねてスカウトを送ってしまうことです。候補者には社内の連携が取れていない会社に見え、返信率と、会社や依頼元の印象を下げます。

二重送信(重複アプローチ)
同じ候補者に、同じ会社の別の担当者が短期間に重ねてスカウトを送ること。同じ媒体の中だけでなく、LinkedInとビズリーチのように媒体をまたいで起きることが多い。

RPOやスカウト代行では、依頼元の会社名で送ることもあります。その場合、二重送信は自社だけでなく依頼元の評判にも響きます。

なぜ二重送信は起きるのですか?

送信の記録が媒体ごと・担当者ごとに分かれていて、送る前に確かめる場所が無いからです。

  • 媒体ごとに履歴が分かれる: LinkedInで送った記録は、ビズリーチの画面からは見えません。
  • 同じ人だと分かりにくい: 媒体によって名前の表記や肩書が違い、転職すれば勤め先も変わります。
  • 管理表の更新が遅れる: 共有の管理表に書くのが送信より後になり、その間に別の担当者が送ります。
  • 複数の求人を並行して持つ: 別の求人の担当同士では、同じ人を狙っていることに気づきにくくなります。

二重送信を防ぐには、何を決めておけばいいですか?

「同じ人に送らない期間」と「送る前に確かめる場所」の2つを決めます。ルールがあっても、確かめる場所が送る画面から遠いと守られません。

  • 送らない期間: 例えば「誰かが送ってから60日は、ほかの担当者は送らない」。返信があった人は、担当者を1人に決めます。
  • 確かめる場所: 送る直前に、媒体の画面のまま「誰が・いつ・どの媒体で送ったか」が分かる状態にします。
  • 同じ人のまとめ方: プロフィールのURLが同じなら同じ人、URLが無ければ氏名+勤め先で寄せる、のように決めておきます。
  • 例外の扱い: 別の求人でどうしても送る場合は、先に送った担当者に確かめ、文面で前回と別の求人であることを伝えます。

共有スプレッドシート・媒体の機能・CRMでは、何が違いますか?

防げる範囲が違います。共有の管理表は書いた人だけ、媒体の社内共有機能はその媒体の中だけ、送信を自動で記録するCRMは媒体をまたいで、送る前に分かります。

方法防げること足りないこと
共有スプレッドシート管理表に書かれた人への二重送信書くのが送信より遅れる。書き忘れた人は防げない
媒体の社内共有機能同じ媒体の中での二重送信別の媒体から送った人は見えない
送信を自動で記録するCRM+ブラウザ拡張媒体をまたいだ二重送信を、送る前に導入とチームへの展開が必要

ChordOne Sourcingでの防ぎ方

ChordOne Sourcingでは、Chrome拡張がLinkedIn・ビズリーチ・Wantedly・YOUTRUSTなどでの送信を自動で記録します。候補者のページを開くと、拡張のカードに、同僚が最近送っていれば「同僚が送信済み(何日前)」と表示され、その人の勤め先にワークスペース全体で何人送って何人から返信があったかも出ます。媒体が違っても、同じ人の記録は1つにまとまります。いまは期間限定で、すべての機能が無料です。Chrome拡張

よくある質問

別の求人なら、同じ人に送ってもいいですか?

禁止する決まりはありませんが、候補者から見ると、同じ会社から短い間に別々の連絡が来ることになります。送る場合は、先に送った担当者に確かめ、前回と別の求人であることを文面で伝えてください。

返信が無かった人に、同じ担当者が2通目を送るのは二重送信ですか?

いいえ。同じ担当者が間を空けて送る2通目は、通常のフォローです。問題になるのは、別の担当者が前の連絡を知らずに送ることです。